Minimally invasive surgery低侵襲手術

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2022.03.02

小児外科

低侵襲手術

我々は以前から、肥厚性幽門狭窄症、メッケル憩室、卵巣嚢腫、胃軸捻症、尿膜管遺残症などの手術で、お臍だけの皮膚切開による「低侵襲手術」を施行しています。この手術では、対象臓器がお臍から離れている場合には、手術操作が非常に難しいという課題がありました。当科は、お臍の創部周囲の皮下組織を剥離して、創部を対象臓器の直上まで移動するという「sliding-window法」を開発して、この問題を解決しました。当初は、脾臓摘出術と胆嚢摘出術についてこの方法を発表しましたが、小児外科領域では乳児の「肥厚性幽門狭窄症手術」に利用され、広く普及しています。

乳児肥厚性幽門狭窄症術後の腹部:お臍の縁に沿った切開で手術を行うため、ほとんど手術痕がわからなくなります。

*1 Odaka A, Hashimoto D: Umbilical approach using the sliding-window method to avoid a large abdominal incision: report of two pediatric cases. Pediatric Surgery International 21: 928-931, 2005
*2 小高明雄、橋本大定、井上成一朗: Sliding-window法を利用した小児の臍部開腹手術の経験. 日本臨床外科学会雑誌 72(6): 1368-1373, 2011
*3 井上成一朗、小高明雄、橋本大定:小児Meckel憩室および胃軸捻症に対する低侵襲性と整容性を重視した術式の工夫 : 吊り上げ式腹腔鏡の併用を念頭に置いた小児臍部小切開sliding window法による手術手技. 小切開・鏡視外科学会誌 2(1): 131-135, 2011

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